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レヌ、アロラ、インド料理を語る①泉さん

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対談内容

2006年4月にRenuさんが自宅で倒れたんだよね。
当時、助手をしていた鈴木さんがいてくれたお陰で、すぐNTT関東病院に入院することができて、脳出血ですぐオペをすることになりました。

実際にはさっきお話しにあった(脳血管障害の後遺症で)左の半身麻痺の状態で、マンウェルニッケ姿位*1という、手はこうなっていて泉先生手を真似る)、足は伸びて動かない状態でもちろん病院では動けないので寝たきりの状態。

もちろんお母さんでが倒れてしまったので、びっくりして息子さんであるアディくんが来てくれたし、妹さんがインドからお手伝いに来てくれてるとかしてる中で治療を開始するということになるんだけど、オペを担当された先生ももちろんその状態で、日本では今回復するという概念がないので、脳血管障害の後遺症から元通りにはならないというのが一番前提になります。

それを患者さんにどう受け止めてもらうかが今医療スタッフが一番重要な所で、十分元通りにはならない。
健康という概念がそこですごく変わってしまうんですね。その状態からどう回復させるかというところで、ぼくの所にすぐ(旦那さんの)Deven Aroraさんから連絡が頂いたし、どうにかならないかというお話しだったので、実際にRenuさんの所に見に行ったときもREnuさんもとてもびっくりされて倒れてしまったので、この状態でこれを回復させるというのは実際難しいんですね。
難しいんだけれども脳血管障害は最初の一ヶ月が一番ポイントになります。

多分みんなの中でもこれから自分の周りで、倒れてしまう人がいると思うので、予備知識として覚えておいてほしいのが一ヶ月間がリハビリの最初の大きなポイントになるんですね、この間にドクターがなんといっても諦めずにリハビリする必要があるんです。

中国の天津中医薬大学の方では脳血管障害の専門の治療があります。
そこではさっきもお話ししたんですけど、マンウェルニッケ姿位の状態でも鍼治療することでそのまま動くようになります。
動けばリハビリテーションに移動できるので、そこまで回復させる技術が鍼にはあります。

今回は、Renuさんはインドの方なので鍼治療だけではなくてもちろんインドの医学、アーユルヴェーダの知識を使って、オイルマッサージを取り入れたのもありました。
僕が直接(治療に)行かなくは行けないので鍼治療が入ったりとか、またリハビリテーションが入ったりとか、ほかでできることはオイルマッサージを入れたり、途中からはドクターが許可を出してくれたのでインド料理を食べながら……。

だから、とても病院の中はスパイシーな香りでどこにRenuさんがいるかわかるぐらい、病室に入ると、エレベーターで上がる時も(Renu先生:「キーマカレー作ったですよ!病院で(みんな笑)」)匂ってくるんです病室行く前に……。で、個室だから個室開けると匂いが違うんです。ここはインドなんです!(笑)全部合わさったことでRenuさんの回復をとても早めたんですね。
一ヶ月NTT関東病院で入院して、リハビリの次の段階に移る為に(一ヶ月間、)初台のリハビリテーションの病院に移りました。
僕も初台の方に行きましたけど、当時のリハビリテーションの先生と僕も医療スタッフ同士なので打ち合わせをしたんですけど、「やるところがない」って言われたんですよね。
でもその段階でもまだRenuさんは動かない部分があちこちあって、医療サイドからみるとこれ以上機能回復させるところがない。
現状維持。(退院するときの)ランクからするとSクラスなんです。もう一番いいランク。評価からすると……。

でも実際は僕もそうなんだけど、指がまだきちんと動かない。Renuさんは料理をしなくてはならないから指が動くことがとても大事なんですよね。それがまったくできない。でも医療サイドからするとSクラス。まだ片足をひきずっている状態。そこから回復させなくてはいけない。僕もそうなんだけど、Renuさんもそうなんだけど基本的にはあきらめないっていうスタンス。

後は10月に復帰して、元通りになると目標を立てて僕たちは信じてやり続けた結果、その気持ちが強くなったから奇跡が起きたんだと思います。本当に10月になって復帰のパーティーがあった時もみんなが見てもわからないくらい状態が良くなっていて、集まっていただいた料理教室の生徒さんもびっくりされてるくらいだし、NTT関東病院の市川先生もはっきり奇跡だっていうもんね。(Renu先生に向かって)

Renuさんがいろんなことで悩みごとが出てきたときに市川先生に相談すると、「貴女、もう一度病棟に戻ってごらんなさい。貴女がこんなに良くなってるのにまだ病棟にいるよあそこに。」当時一緒の時に倒れた人がまだみんな点滴を引っ張ったり、まだ動かない人がいたり、「貴女、こんなに元気になってるのになんで文句言ってるの。」って、怒られるんですね。

当時の写真を市川先生が逆にみせてくれて、「貴女、こんなに動かなかったんだよ思い出して。」って、「今これだけ元気なんだよ。」って、いうくらいこの2年間を通して奇跡が起こってきたんですね。僕はほんと一個の奇跡だと思います。
いろんな事例があるから、ぼくもたくさんの奇跡も見ているけど、これも一個神様がくれたハプニングだよね。

すごいIt is a miracleな状態で、そこに関われたことが僕にとってはとても感謝すべきことだし、あとは今もそうだけどここから先、そこから今、復帰して今日みたいにパーティーを開いたりとか、またもう一度Renuさんの味をみんなに食べてもらえたりとか、特に今年はロイヤルホストでいろんな人にRenuさんのカレーを食べてもらえたりとか、あとは写真付きでロイヤルホストでは旗がバタバタ。
車で走ってるとすごく不思議で、自分の知り合いが旗でバタバタ。あそこにもRenuさんがいる!(笑い)とっても楽しい一年間を過ごすことができました。でもその中できちんと今日もそうだけど復帰できてみんなに喜んでもらってよかったね、Renuさん。

そうですね。あのね、今先生が話してたようにね、もちろんわたしは今先生が全部話していた通りですから、何にも話しすることががないですので、ただし、こうゆう方が時々ね、違う所に走ろうと思ったら先生引っ張る私を。『レヌさん、この油の方はココナッツ油使いなさい』とか。

(「チキンカレー鍋持ってきて」と助手に言う) 実はここには(料理教室)全部インドグッズ(鍋)があるですけど、自分の家にはインドグッズはないです。そしたらね、病院から戻ってからは「この鍋で(持ってきてもらったチキンカレー鍋)料理作りなさい。」って言われて、これの方が身体にいいです。と先生に言われたです。先生どうして?

使ってる金属の成分によって、脳血管障害を起こすことがわかってるんです。これは医学的にもわかってるんです。だから食器からの影響がとっても大きくて、これが微量なんだけど金属が溶け出しているようなんです。それが蓄積されるんですね。これは身体から排泄できないんです。(金属だから)水に流すことができないので。だから食器を変えることがとても大事なことです。

ゲストA:どういう素材がよくないんですか?

普通のステンなんかは全然問題ないです。今だいたいみんなそんなの使ってますよね。一番だめなのは、日本だと昔の農家などで使ってる大きな鍋、あれは何の素材でできている?(ゲストB:アルミですか!)アルミです。典型的に脳血管障害になっちゃうんです。蓄積されるのもわかっているので基本的には使いたくないですね。

インド人なのに日本人教えてくれたよ!だから「泉先生が)レヌさん、家にないから料理教室からひとつ鍋持って行って(チキンカレー鍋)これで料理作ってね、そして油の方はココナッツ油を使いなさい」とか、誰がインド人ですか?とそこがびっくりしちゃったですね。だから私の場合はここまで治ったすべてはやっぱり先生が病気する前から先生と出会っていたから、今があるんだと思うんです。

わたしがいつも思うのが、日本にきてみんなが私の面倒をみてくれて、病気になっても困ったときには野澤さんが助けてくれたり、スタッフも私のことをお母さんのように思って面倒をみてくれてます。倒れた時も15年働いていた助手の鈴木さんが、辞めていたけどたまたま来てくれてて、私の行きつけの病院を調べてくれて1時間以内に病院に連れて行ってくれたです。

神様が病気を与えのは間違いないけど、全部下準備をさせてから神様は病気にさせたです。だからその辺は「とても恵まれてるな」と自分は信じていますし、「ありがたいな」 と思っています。

そして、是非皆さんにお願いしたいのは、スパイスを可愛がってください!わたしが元気になったのはスパイスのお陰です。
でも時々、「では、どうして病気になったのですか?」と聞かれるですけど、実は病気になった原因は、私は30年間機械のように働いていました。機械は壊れるでしょ? 機械が壊れるのと同じで、朝六時から晩まで毎日月曜日から土曜日まで働いていました。
でも料理教室はスパイスがあったからずっと大丈夫でしたけど、機械のように故障してしまいました。

日本語も分からない状態で日本人と一緒に働いたり、、今思えば馬鹿だったです。だけど、ターメリックなど少しづつでもスパイスを取っていたお陰でよくなったと信じているし、スパイスでよくなったことで、神様が新しい仕事として「『スパイスで元気になる!』ということを伝えてください。」と言われてるのではないかな。と私は信じています。
なので、是非日本の方々に、スパイスは病気の身体にいいですので、風邪引いたときにもスパイスがききますので多くの方に知ってもらえたらありがたいなあと思っています。
ずっと私がしゃべってるけど、聞きたいことがあれば聞いてくださいね。

アーユルヴェーダ、鍼灸や中薬の中国伝統医学、アラビヤのユナニ医学などの、世界中の伝統医学を勉強してきて、「日本の高齢化社会に向かって、何をすればいいか」といろいろな先生方に聞くと、どの先生もおっしゃることは一つ。
「ずーと美味しく食べ物を食べられるようにしてあげなさい」ということです。これが長生きのコツなんですね。

スパイスは食欲を増進しますから、高齢化社会においてはスパイスを取り入れるというのはすごく大事なことになってくる。アンチエイジング(抗加齢)と最近よくいわれますが、スパイスには抗酸化作用があることがわかっているので、スパイスを摂取することによって年をとるのを少ししずつ、遅らせることもできる。日本も温暖化の影響で気温の差が激しくなってきてますね。
インドも気温の差が大きいでしょ?この気温の差が大きい地方ほどスパイスを多く摂っている。温暖化による気候の変化によって、私たちの食生活もすこしずつ変えていかなければいけない。

そういう意味では、高齢者も若い人にとってもスパイスのある生活というのはとても大事になってくると思います。 今の補足をすると日本では心筋梗塞、脳血管障害とか、ガンが一番多いですね。WHOが一番インドを取り上げているのが、ガンが少ないんですね。ここが最大のインドの不思議な所で……。

今WHOもそうだし、日本の厚生労働省もガンを撲滅させるのに一番あげてるのがターメリックなんですね。これは10年かけて、今でも研究してるくらい、お金も研究費が出ています。そういう中に、スパイスが本当に入っているんですね。Renuさんとの対談でもあげていますけど、「病院食の中にターメリックライスが入っててもいんじゃないか。」っていうくらい、スパイスをもっと身近にする必要があったり。

後は今年もそうだけどゲリラ的な豪雨があったりするでしょ。
日本の昔は夕立の国だったんだよね、でも今は夕立ではなくてゲリラ的な豪雨っていうのは、モンスーン、スコールとかとまったく同じ現象なので、気候が昔の日本とは全く違う。その国で生きてくには、みんなスパイスを摂ってるんだよね。
そういう地域の人たちは 日本人の健康を考えていった時にスパイスはだんだん必要になってくるんじゃないか。気温も30度平気で超して、35度当たり前。僕がおじいちゃんおばあちゃんから話しを聞いた時、おじいちゃんおばあちゃんが子供の時って27度もあればすごく暑くて、それでうちわで済んで、今はそれから10度以上も高くなって、それは驚異的なことですよね。

その中で僕みたいに医療側にいる人間にとしては食が一番大事なので、「スパイスをだんだん広げていかなくていけないのかな」と、とても考えさせられる、温暖化の影響かな。と思いました。今補足でした。

泉   晶 Akira Izumi

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(MBAコース)第7期生

埼玉東洋医療専門学校鍼灸科を卒業し、はり師きゆう師国家資格取得。東京衛生学園専門学校臨床教育専攻科にて、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゆう師養成施設教員資格取得(厚生労働省登録)。人間総合科学大学人間科学部を卒業(人間科学学士)し、独立行政法人大学評価・学位授与機構にて学士(鍼灸学)取得予定(2008年春季)。日本医学柔整鍼灸専門学校非常勤講師(「衛生学・公衆衛生学」「東洋医学臨床論」)。ホリスティックデトックス協会講師。The Joshua Tree ~ヨシュアの木~代表 http://www.asian-medicine.jp/、附属はりきゅう臨床治療室室長 http://www.asian-medicine.net/

 

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